02. 失われた基底音は知覚的に補足される

失われた基底音は知覚的に補足される

 知覚の仕組みは足りないものを補う効果があります。
この中のひとつに880Hzを聞くと440Hzを感じる、
ミッシング・ファンダメンタルがあります。

倍音に当たるオクターブ上の’`a’ の音を聞くと、’a’ がなぜか聞こえるというものです。

例えばつまり、小型スピーカーなどにより、
元来聞こえていないはずのベースの低域の基底音が、
不思議と聞こえている感じがあると思います。

これはミッシング・ファンダメンタルが知覚的に働いているためであり、
恐らくこれがラングメソッドの根底にあるものでは、と考えました。

この論理で考えると、ラングメソッドの下方倍音とは
失われた基底音は1.5倍音上にも存在するというものです。

分かりやすく言うと 3倍音’“e’ の音は、基底音a を知覚させているはずで
これはつまり、1.5倍音の’`e’ が鳴ると ‘a’も 知覚されるのではないか? という考えです。

これを五度圏表で見てみると、’e’ の下に’a’ がありますよね、

| Gb > Db | Ab > Eb > Bb > F | C > G | D > A > E > B | Gb > Db |
                                           -----

失われた基底音を知覚的に再現している力、これが下方倍音の推力です。
丁度、下側に向かって失われた基底音が並んでいます。

‘b’ から’c’ へ向うのはこの推力が働いていると思われます。

尚これはまだ憶測の域を出ませんが、
小さい子は哀愁のある曲にあまり興味を示さない。これは恐らく、
この失われた基底音がうまく再現できないためで、これを形成すると共に
マイナー音楽に対する見識が広がってゆくのではないか、と考えられなくもない気がしてます。

以上これらを含め、相対的に判断すると、メロディは上方、下方倍音の推力でもって、形成される面があると仮定できるため、これを前提に解析を行ないました。

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